自己紹介

初めまして。さつまいもをイメージした雑貨屋を運営しております。

凡人だった私が趣味を見つけ最終的には(2021年段階)個人事業主になったストーリーをお伝えできたらと思い自己紹介を書くことにしました。

とっても長いので目次から飛ばし読みしてもらっても構いません。ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

幼少期・・・畑との出会い

生まれたのは1987年。愛知県半田市で生まれ育ちました。実家は農家で幼少期によく畑に連れてってもらいさつまいも掘りや草取りなどよくやっていました。小さい頃はじーちゃんが掘ったさつまいもを、ばーちゃんがスライスして干し芋にし、それをよくデザートとして食べていました。夏になると麦茶と干し芋を、冬になれば電気ストーブの上で焼かれた出来立てのさつまいもをよく頬張っていましたね。懐かしい~。

小学時代・・・比較的コツコツ続く性格

いろんな習い事をさせてもらってました。そろばん(3年)、習字(9年)、絵画教室(15年)、エレクトーン(6年)、ガールスカウト(6年)。どれも比較的長く続く子でした。と言っても途中で辞めたいと言えないタイプと言ったほうが適切かもしれません。書道に関しては師範免許を持つくらい先生と相性が良く自信がつきました。絵画教室は4歳の時に自分から通いたいと母に言ったそうで長きにわたりお世話になりました。この絵画教室通いが今のデザイン礎だと感じてます。

中学時代・・・美術と勉強

中学の最初のテストで最悪な成績を叩き出したことがきっかけとなり勉強に励むようになりました。部活は美術部。油絵を3年間描き続け、いつかは美術関係の仕事につきたいと思うようになりました。中学一年から勉強がさほどできる子では無かったが愛知県の名門”旭丘高校の美術科”にどーしても入りたい気持ちが強くて中一から塾に通っていました。結果、受験では第4希望の高校に入学。中学時代の頑張ったこととと言えばシャイな自分の殻を破って3年間学級代表をしていたことです。目立ちたくない人間なのに自分を変えたくて”私、やります!”って言ったのはものすごく勇気を出した経験です。

高校時代・・・美術に明け暮れた

美術部に入ってから友達ができた事と、大学受験の為に河合塾美術研究所に通い始めた事が高校時代の楽しみでした。武蔵野美術大学か多摩美術大学か東京芸大に入りたいっとぼんやり夢を持っており、憧れでした。ちなみに当時東京芸大の合格倍率は50人に1人という高き門。そんなことも露知らず、のびのびと3年間デッサンや色彩、造形などを勉強してました。とにかく手がひりひりするほど描きまくってました。

浪人時代・・・グラフィックデザインと英語

上記の大学に行きたくて、もう1年頑張ることにしました。現役(中3)の時は上記大学に全く手が届かず、諦めて違う大学に出願。受かった学校はありましたがもう一年頑張りたいと両親に伝えて河合塾予備校に行かせてもらいました。どんなに勉強しても上には敵わないことを途中で覚え自分らしさを探すためにいろんな大学を調べてました。するとデジタルハリウッド大学というITに強くて、デザインの勉強もできて、留学制度もあるほど英語学習に力を入れている学校を見つけ一目惚れ。すぐにAO入試で受験し合格。

カナダ留学・・・初飛行機と喋れない私

A0入試後に入学まで約半月ありましたので”そうだ留学しよう”と決意し、ECCに通って(ビギナークラス)英語を勉強しはじめました。今考えても全然喋れないのに一人で初めて飛行機乗って海外とが無謀にも程があると思いますが若かったんだと思います。たった10日間でしたが話せない、伝わらない、ホームシックでめちゃくちゃ長い10日間でした。それでも度胸はついたように思います。

大学時代・・・愛知から東京へ

入学当初から英語クラスのレベル別振り分け面談というものがあり、面接官と数ヶ月前にカナダに行った話をドバ〜っと話したせいで実力が無いのに一番優秀なスペシャルAクラス(通称SA)に入ってしまいました!途中で辞めたいと言えない性格がここでも発揮し、マックに入り浸ってひたすらに英語学習の日々。話せない私が帰国子女たちに混じって英語でディスカッションするという恐るべき環境。お陰様で英語力が向上しまくりました。また、広告やメニュー表、パッケージデザインなどグラフィックデザインに魅力を感じ、将来は外国のでっかいビルで英語を話しながらデザイナーになりたいという夢を抱くようになりました。グラフィックデザインの勉強が楽しすぎて大学だけでは物足りずに泣けなしの30万をつぎ込んで土曜日だけ専門学校にも通ってました。ダブルスクールはハードでしたが内容が楽しかったので充実してました。そしてとにかく貧乏で毎日の食費は300円と決めてました。

イギリス留学・・・度胸がついた

大学3年生のときに留学制度のある学校でしたので私は5ヶ月間イギリスに留学することを決意しました。その時のレートが安かったのとイギリスってなんかかっちょいーっていう不純な気持ちです。イギリスでやってみたい事、それはバイト!外国で働く夢を叶えに行こうと思って5ヶ月間の費用を少し削って、3ヶ月目くらいでお金が底を尽きるように計算してお財布にお金を入れました。必然的に働かざるおえない状況を自ら作るなんて今考えてもすごいことしたなと。実際バイト先を見つけるのに2ヶ月もかかりました。発音の悪さとか、英語力とかなかなか現地の人に認めてもらえなかったのが理由です。でも最終的には日本食レストランで働くことが決まりました!一安心!日本食レストランなのにオーナー以外はみんな中国人だったから必然的に日常会話は英語になりました。それも英語力が伸びた要因です。まかないも美味しかったので5キロ太ってしまいました。

帰国後、卒業制作の芋小町・・・芋小町誕生

帰国後(大学3年次)早々に卒業制作が控えておりどーしよどーしよと迷う迷う。そんな中で当時おじいちゃんがよく東京に送ってくれたさつまいもを見て、"これだ!"とさつまいもに関わるデザインをすることに決めました。具体的にはさつまいもをもしNYでやるとしたらどんな名刺を作ろうとか、どんな店構えにしようかとか、お芋を入れるパッケージデザインはどんなものにしようかとか、ほんと多岐に渡ります。どうせなら将来につながるようなビックプロジェクトを提案したいと思い、いろんなさつまいもを食べ、お店に訪れお芋まみれの日々を送っていました。その努力の結果が次へ。

芋小町で賞受賞・・・芋小町で2度入選

●2010年度卒業制作優秀作品ノミネート

●デジタルフロンティア2011 ベストコンセプト賞

大学が主催の卒業制作で私はさつまいもをイメージした雑貨屋さんををテーマにお店のトータルブランディグを手掛けて見事に上記の賞を受賞しました。特にデジタルフロンティアに関してはデジタルハリウッドが展開する専門スクール・大学・大学院・オンラインスクールなど国内外で集まった数千人の中でN0.1を争うとても大きな賞になります。その中でベストコンセプト賞を頂けたことが芋小町を続けていこうと思うきっかけになりました。

新卒入社・・・数字を追う日々で営業力

ちょうど就職氷河期真っ只中で、尚且つ就活の出だしが遅めの私でしたので苦戦してました。ハイヒールのかかとも何度か折れたほどです。そんな中、やっと合格をいただけたのが教育出版社でした。デザインが出版業に生きればと思って入社したのを覚えています。営業職も兼務の部署でしたので日々数字と向き合う日々。入社してから3年後にやっと目標ノルマを達成し続けることができました。お客様の視点に立って仕事することの大切を学んでいったことで数字もついてきたんだと思います。

会社員を辞めてバイトをしながら芋小町

4年お世話になった会社を退職して、比較的時間にゆとりが持てそうなバイト(グラフィックデザイナー)を探し地元で働き始めました。先輩方にイラストレーターやフォトショップをしっかり教えて頂きその事も今の芋小町の基盤になっていると感じてます。2015年には初めて芋小町という名前で愛知県のクリエーターズマーケットに出店しました。

芋小町デビュー・・・愛知初出店

2015年12月にバイト先の先輩方も出られていた影響もあって愛知開催のクリエーターズマーケット出店はとてもワクワクしたスタートでした。初めて売れた自分の作品が羊毛フェルトで作った芋小町のメインキャラ[さつまいもこ]というお人形(¥800)でした。売れた時はすっごく嬉しかったです。最初の売り上げ1万2千円は数年間大事すぎて使えませんでした。これを皮切りに2019年まで毎年出店。

露店販売デビュー・・・花開く2018年

芋小町にとって大きく花が咲いた出来事がありました。それは2018年に出店したクリエーターズマーケットで出会った商業施設の本部長さんから2週間ばかしうちの施設で出店して欲しいというオファーを頂いたことです。これがきっかけとなり愛知県の有名なさつまいも専門店さんのお店や催事で共に芋小町商品が店頭に並ぶきっかけとなリました。

さつまいも専門店さんに芋小町雑貨

その時の本部長さんが仰っていた言葉で今でも心に残っていたのが”さつまいも専門店には芋雑貨”という言葉。確かにいろんな専門店がありましたがその専門店さんに因んだ商品を店頭で販売しているお店は当時あまりお見かけしませんでした。そこの重要性に気づき、芋小町雑貨の立ち位置はお芋屋さんを彩るためにあるんだ、お客様が足を止めてもらうようにするためにあるんだと感じるようになりました。特に、焼き芋を焼いている間や商品を袋詰めしている隙間時間にレジ横に芋小町雑貨を見て楽しんでくださる様子を何度も見てきました。また御在所サービスエリアで某有名サツマイモ専門店さんとコラボさせていただいた時はスタッフの方から”芋小町雑貨が目立つのでお客さんが入ってきてくれるようになりました”と嬉しい言葉を頂きました。

現在

様々なさつまいも専門店様にお取引いただけて芋雑貨制作のやり甲斐をますます感じています。また、芋小町は店舗が無いため、芋小町単体としてお客様に何ができるのかと考えブログやネット販売を始めるに至りました。現在もインスタやフェイスブックからお問い合わせをいただけるようになりお芋雑貨の可能性を感じています。

長々と読んでいただきありがとうございました。

芋雑貨とともにこれからも歩んでいきます。

芋小町 店主

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